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高齢出産による先天性異常を防ぐには?

妊婦・プレママ

イギリスの権威ある医学誌によると、40歳で妊娠した女性の流産率は全体の50%以上、赤ちゃんがダウン症で生まれる確率は約100分の1にもなるという調査結果が発表されています。
高齢出産の先天性異常の代表的なものはこのダウン症候群です。ちなみに、20代では1000分に1の発生率、つまり1000人に1人、30~34才では300人に1人、35歳以上の出産で100人に1人と増えていきます。


原因は、卵子の老化と考えられています。 卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。そのため、卵子が卵巣の中にある期間が長ければ長いほど、遺伝を司る染色体やDNAの損傷が多く蓄積されることや、細胞分裂の力も落ちてくるなどで、ダウン症をはじめ、生まれてくる子供の先天的な異常や疾患が増えてくるのです。


高齢でなくても、先天的な異常や疾患をもつ子供を出産する可能性は誰にでもあるのですが、不安であれば、トリプルマーカーやクアトロテスト、羊水検査などの出生前診断を受けるよいでしょう。但し、これらの検査ですべての異常が判るわけではなく、まれに流産を引き起こすなど、リスクがあることも心しておきましょう。


では、高齢出産による先天性異常を防ぐにためにはどうすればよいのでしょう。
残念ながら、100%防止することは不可能ですが、確率を減らすことは可能です。
そのためには先ず、先天性異常を引き起こしかねないものをできるだけ取り除くことです。
ステロイド剤、睡眠薬などの薬物、添加物の多い食品、アルコールやタバコは胎児に影響を及ぼすので、できるだけ避けましょう。
疲労や過重なストレスもカラダの負担になります。無理のない生活のサイクルを作り上げてください。仕事を持っている方は、妊娠中は根を詰めすぎないように。


そして、日ごろから適度な運動と休息、規則正しい食生活を心がけることです。
栄養面においては、重要な葉酸やビタミンB12を代表とするビタミンB群が不足しないように対策をとりましょう。
葉酸は赤ちゃんのビタミンと呼ばれ、母親の子宮内で赤ちゃんが大きく成長する時期には、葉酸の必要量が非常に増加します。
さまざまな研究データで、葉酸が欠乏すると、妊婦に貧血、胎盤早期剥離、流産のリスク、胎児に神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが明らかになりました。厚生労働省も妊娠を計画している女性は通常の食事に加えて、いわゆる栄養補助食品(サプリメント)から1日0.4mg(400μg)の葉酸の摂取を推奨しています。


しかし、基準以上のビタミン剤は、母体や胎児に悪影響を与える可能性が高いといわれていますので、サプリを利用する場合は、過剰摂取にならないように気をつける必要があります。複数のサプリメントを摂っていると、量の調整が難しい上に、気軽さも重なって多く摂り過ぎてしまいがちです。そのため、ひとつに必要なビタミン・栄養素が含まれ、天然原料で過剰摂取の心配の少ないオーガニックレーベルの葉酸のようなサプリメントがおススメです。サプリを選ぶときは、主治医や薬剤師にも相談するとよいでしょう。